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09.11 Fri





出来上がってから1ヶ月ほど経った、革張りのイス。

ヌメ革の変化していく様子を見たくて自分用に作ったもの。

『試作』と言うよりは『実験台』と言った感じ。


オイルを塗ったり、日光に当てたり、あえて何もせず「ぼーっと」眺めてみたり、、。


すでに「どっぷり」と革の魅力に引き込まれています。



『メンテナンスフリー』そんな言葉は、なんだか味気ないでしょ。






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09.05 Sat





ホームページfurnitureを更新しました。





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08.30 Sun

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「9ヶ月前」と「現在」

なるべく同じアングルで撮った写真をザザッと並べてみました。
(1枚ずつ説明するのが面倒くさくなったわけではないです、、。)


昨年の11月からこの場所を借りる事になり、家具づくりを開始出来たのが年明けから。
まるっと、2ヶ月間改装に時間を費やしました。(かるい片付けや掃除はそれ以前からすこしづつやっていましたが)

当初はリアルタイムで改装をしていく様子を見てもらうつもりで写真を撮っていたのですが、いまいち先が見えてこない状況に「躊躇」していたのかと、、。

そのおかげか、過去の写真を見ながらそのときの状況を思い出しながら書く作業はなにげに楽しかったです。


あらためて写真を見る事で「あの時は頑張ったな〜」という気持ちに少しはなれるかと思っていたけれど、
意外とそうでもなく。

「ものづくり」をするうえで環境を良くしようとする事はあたりまえのはなしで、「これで完成」という状況はないからだと思います。


それはきっと「家」をつくる事にも似ているのかもしれません。



全ての工事が終わり、工務店からの引き渡しが済んだところで終わりではなく、
住む人の手で「より豊かな暮らし」をしようと手が加えられていくはずです。

そこからが「本当の家づくり」のスタートかのように。
(完全なる「主観」ですいません。)


同様に僕がつくる家具も、出来上がったときが完成ではなく、「暮らし」のなかで
使い手により育てられていくものだと考えています。

『何気なくその場にある存在、でもその場にある事で生活が楽しくなるような』

そんな家具づくりを目指しています。



今回で完結の「工房づくりシリーズ」ですが、
この先何年、何十年と家具をつくり続けていく以上「工房づくり」もいつまでも続いていくんだと思います。

もしまたblogで書くとしたなら、「工房づくり forever編」とでもしようかな、、。




「建物はボロボロでも、『志』を高くもった「家具工房」でありたい」
そんな思いを胸に、、。


ほんのり「油臭さ」が残るこの場所で、明日からも家具づくりに励もうと思っている次第であります!







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08.27 Thu


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コンクリートの床にペンキを塗りました。 (見ればわかるけど、、。)



これまでやってきた作業は、主に『手作業』をする場所。

これからやる場所が数台の木工機械を置き、機械作業をする場所になります。


「どうせ汚れるだけだから、ペンキなんて塗っても意味ないって」と、言われたりもしたけれど
結果的にやって良かったと思っています。

断然、掃き掃除がやりやすい!


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ペンキが乾くと汚れないよう養生シートを敷き、木製の窓を取り外し「アルミサッシ」を取付ました。


その後、壁にコンパネを貼りました。

防音の意味でとも思ったけれど(気休め程度の)、見栄えのほうが重要だったかな。


それなりに手間のかかる作業ではあったけど、一枚貼る事にその成果が目に見てわかることが嬉しかったな〜。


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この時貼った合板の総数、床のぶんも合わせるとおよそ100枚近くはあったと思います。
自分で買ったとすればそこそこの金額になるわけですが、全てもらったものです。


近所の大工さんが現場で養生用に使っていたもので、廃棄処分に困ってるとの連絡を受けすぐさま引き取りに行ってきました。(片面は汚れているけれど、問題無し)

運び出すのはそれなりに大変だったけれど、親身になってくれる人達のありがたみをしみじみと感じている頃でした。



ここまで来るとあとはいよいよ機械の搬入を待つばかり。


そんな時、満を持して登場した1台の2tトラック。


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普段、顔を合わしても「ただのオッサン」としか思っていなかった機械屋さんが3割増しくらいで『男前』に見えたのはこの時が『最初で、最後』だったように思います。

(ウソです。 お世話になってます、いつも頼りにしてますっ!)



そんな手際のいい機械屋さんのおかげで、ようやくここまでたどりつけました。




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で、ここからは余談になりますが、、。



経費をうかせるため、電気工事の簡単な配線は自分でやる事にしていました。
蛍光灯の配線も自分でやった事で、少し自信を持ち始めていた頃。

夜な夜な一人で電気工事を。

新たに電源を増やしたく電線を延ばしていく。
接続をする時の事を考え、若干余裕をもって電線を伸ばしておくのが電気工事の鉄則。(多分)

これくらい伸ばしておけばいいかと、ペンチで電線を切断した瞬間。

火花と共にまわりが真っ暗に。

一瞬なにが起こったのか分からなかったけれど、、。

なるべくなら電線のロスは少なくしたいと思い、先に差し込み口をつくり電源に差し込んでいた事が原因でした。
良かれと思ってとった行動が裏目に出てしまうことは、もうウンザリしてしまうほど経験しています。


たまに「天然なところが面白いね」と言われたりもするけれど。
天然な「ソレ」が面白いと思えるのは相手があっての事。(または第三者)


ひとりでいる時の「天然」はただの不注意であり、『おっちょこちょいな人』でしかないです。。。



そんなお茶目な一面もある私の「工房づくり」


次回でいよいよ完結の「before&after編」




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08.26 Wed


壁のベニア板をめくると見えてきたのは、ボロボロな状態の土壁。
そして、地層のように溜まったホコリ。。。



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「やればやるほど」前に進んでいるのか後退しているのかわからなくなるような状態。

気休め程度に扇風機でホコリを飛ばしつつ、床に溜まったホコリをほうきで掃き土嚢袋につめる事の繰り返し。



結果、このような状態に。


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これこそ「目の錯覚か?」
ボロボロな土壁も気にならないくらい、すっきりとした空間になりました。(そう思うのは自分だけ?)



で、この後大家さんの手助けもあり、高圧洗浄機にて床を洗い流しました。


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(このとき本当に有り難く思えた事は、でっかいスズメバチの巣を撤去してくれたこと。)



その後、梁や柱に黒いオイルステインを塗り(元々まっ黒だったけど、汚れを落とす意味で)

壁にプラスターボードを張りはじめました。


床の仕上げをどうするかはまだ決まっておらず、、。


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いろんな人と相談したけれど、結局は自分でもやれるだろうということで、「コンパネ」を貼ることに。
(壁に白色のペンキ塗ってる写真は撮ってなく。)


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これがまた地味〜な作業。

「デコボコのコンクリートに床貼ったことなんてないって」と、愚痴をいう相手がいるわけでもないので黙々と作業をこなしていました。

レベル(水平)を確認しつつ1枚ずつじっくりと、高い場所があれば少しずつハツリながら。

世の中に「家具職人」は数おれど、ハツリを経験した人は少ないのでは、、。


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立て向きの木目で張り上がった上に、もう一枚横向きの木目で張りました。

強度的な理由、どんな事でも「基礎」が大事ですから。

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全てを張り終え、さすがにこの時は「達成感」を感じていたと思います。



ここまででようやく「折り返し地点」




「工房づくり 上級編」へと続きます。
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